睡眠時無呼吸症候群

睡眠時無呼吸症候群(SAS)とは

睡眠時無呼吸症候群(SAS)とは

眠っている間に幾度か呼吸が停止してしまい、それによって睡眠障害が起きる状態を「睡眠時無呼吸症候群」といいます。英語表記のSleep Apnea Syndromeの頭文字を取ってSASとも呼ばれます。
夜間のいびき、眠りが浅く頻繁に目が覚める、目覚めたときに体がだるい、すっきりしない、頭痛や胸焼け、一日中ぼうっとしている、集中力が出ない、日中に強い眠気に襲われるなどの症状があります。
国民の中で睡眠時無呼吸症候群の可能性のある割合は結構高く、近年では重症の場合の合併症として「高血圧」や「脳卒中」、あるいは「心筋梗塞」などを引き起こす可能性が高くなることもわかっています。

原因

寝ているときに上気道(鼻から喉頭に至るまでの空気の通り道)が狭くなることが原因です。その理由としては、肥満による首周りの脂肪の沈着がもっとも多く、メタボリックシンドロームと睡眠時無呼吸症候群との関係はしばしば指摘されています。

ほかにも「扁桃肥大・舌が大きい」「鼻炎・鼻中隔の湾曲」「先天的に顎が小さい」などの原因か゛あります。また、アルコール摂取によっても筋肉が緩むことから上気道はふさがりやすくなります。

診断と治療法

まずは検査機器を使って自宅で睡眠時のデータをとっていただきます。

睡眠時無呼吸症候群と診断された場合は、CPAP療法などで治療します。CPAPとは持続陽圧呼吸療法のことで、眠っている間の無呼吸を防ぐために気道に空気を送り続けて気道を開いた状態にさせる治療器具です。機械で圧力をかけた空気がエアチューブを伝い、鼻に装着したマスクから気道へと送り込まれます。

適切に設定された機器を使い、鼻マスクを正しく装着することによって、睡眠時でも違和感なく治療することが可能です。

鼻炎の治療が並行して必要なこともあります。

まずは検査機器を使って自宅で睡眠時のデータをとっていただきます。この簡易検査では、血液中の酸素濃度や気流・いびきなどを計測し、1時間あたりの無呼吸低呼吸回数(AHI)を算出します。

簡易検査の結果、AHIが30未満であった場合や、より詳細なデータが必要と判断された場合には、脳波・眼球運動・筋電図なども同時に計測できる精密検査(PSG検査/終夜睡眠ポリグラフ検査)を行います。

PSG検査は従来、連携医療機関への入院が必要な検査でしたが、当院ではご希望に応じて検査機器をご自宅へ郵送し、在宅で受けていただくことも可能です。ご自宅でリラックスした状態で検査できるため、より日常に近い睡眠データを取得できます。また、入院の手間や時間的・費用的な負担を抑えられる点も大きなメリットです。

ご希望の方はお気軽にご相談ください。