原因を調べるために鼻鏡や内視鏡を使って鼻腔内を診察し、必要であればCT撮影を行って副鼻腔炎や鼻腔腫瘍がないかを調べます。
呼吸性嗅覚障害の場合、風邪やアレルギー性鼻炎、副鼻腔炎などが原因となっていることが多く、その場合は原因となる病気の治療を行います。
嗅粘膜性嗅覚障害の場合は、ステロイド剤の点鼻薬を使用するなど、投薬によって治療します。
嗅覚障害は早期に治療するほど治療効果が高まります。風邪が治って3~4日経ってもにおいが感じられないような場合は、できるだけ早めの治療をおすすめいたします。
現在新型コロナウイルス感染症の初期症状として発症することもあり、急激な嗅覚低下が出現した場合、まず、お電話での相談をお願いいたします。