耳の病気

中耳炎

中耳炎

鼓膜の奥にある中耳が炎症を起こす病気で、急性中耳炎、慢性中耳炎、滲出(しんしゅつ)性中耳炎、真珠腫(しんじゅしゅ)性中耳炎に分かれます。
一般的に「耳が痛い」「耳が詰まった感じ」という症状で多いのは急性中耳炎で、いきなり発症します。初期であれば投薬によって治療が可能ですが、放置すると滲出性中耳炎になったり、難聴の原因になることもあるので、早めの診察をおすすめします。

外耳炎

耳の穴の皮膚が細菌感染を起こしたり、湿疹を起こしたりする病気で、原因の多くは耳掃除のしすぎです。

症状としては、耳のかゆみ、痛み、耳だれなどがあり、点耳薬や軟膏塗布などを行って治療します。

難聴

難聴は大きく分けて「伝音性難聴」「感音性難聴」「混合性難聴」がありますが、病因として先天性のもの、加齢によるもの、外傷性、ウイルス性、心因的原因、また原因が明らかでないものもあります。まずは原因を探り、その患者さまに合った治療法を考えます。

突然に発症するいわゆる突発性難聴は、発症早期の治療が必要な病気です。

また、病因によって手術で聴力が回復する場合もありますし、補聴器で機能を補完することもあります。補聴器については、適切な診断や聴力検査を行った上でフィッティングの相談をさせていただき、専門の補聴器店をご紹介します。

治療が難しく、補聴器でも機能が回復しない症状もありますが、こうした慢性的な症状の場合はかかりつけ医として、その症状とどのように向き合っていくか相談に乗らせていただいています。